どうしたらいい?

リーグ優勝・ACL優勝!国民国家解体!定年退職者に昼酒の自由を!

青春18きっぷ 2回目は白河

先週の真鶴に続いて昨日は白河に行った。
白河は親父の田舎だ。
うちの本籍は村上から横浜に引っ越して本籍を変えるまでは白河だった。

大宮発8:23に乗り、宇都宮、黒磯と乗り継いで11時前には白河着。
黒磯からは2両編成のちょっと変わった座席の電車だった。

こんなに近いのに今まで来ようと思ったことはなかった。
10年以上前に山の帰りに2回通っているんだが何の感慨もなかったんだろうか。

到着した駅のホームからお城が見えた。
観光案内所で地図を2種類もらってとりあえず昼飯を喰おうと歩いてみた。
中華屋で味噌タンメン(失敗!)とビール、つまみのきゅうりの漬物が旨かったのでOK。

小さな町だが山あり川あり歴史ありでいいとおもうが親父からは白河のことを聞いた記憶が全くない。
もともと自分から喋るなんてことはない人だったが何故だと言う気もする。
尋常小学校を出て上京し働き、(今の)日本基督教団武蔵小山教会に通い、おふくろと出会い結婚した。
2回召集され中国で従軍し、現地除隊して満鉄に勤め満州の北の外れにいたらしい。
うちには中国でボタ山みたいなところで撮った部隊の集合写真と
おもちゃみたいな勲章が2つか3つあった。
「誰でも貰える勲章だ」と聞いたことがあったな。
付き合いのあった「満人」に「日本はもう危ないよ」と言われて帰国を決意。
役所で帰国が理由ではダメだと言われたので家族を連れに行くということにしたそうだ。
当時は酒も煙草もやらなかった親父は「満人」にそれをやって
飯を食べさせてもらったりしていたそうだ。
それが信仰と関係するのか分からないがおかげでおやじは無事に日本に帰り
おふくろと兄貴が疎開していた村上に行ったわけだ。
そして俺が生まれたんだよな。(ふー・・・)
それ以来、村上で暮らしていたんだが俺の中学卒業と親父の定年を機会に横浜に引越した。
親父は三面川でアユ釣り(ゴロ掛け)をして暮らしたかったに違いないと思うが
ヘゲモニーを握っていたのはおふくろだしな。

おふくろは割と露骨に親父の実家を嫌い、付き合いもなかった。
親父は親父で白河を出るしかなかったことに何か面白くないものを感じていたのかもしれない。
俺の想像でしかないけど・・・

冶津田川(やんたがわ)を越えてすぐの常宣寺はよかった。






川沿いを歩いて寒晒橋(かんざらしばし)から小南湖へ。
フクシマなんだな。




松平直矩の墓、割と地味な感じだ。


村上と縁があったんだな・・・


南湖へ歩いたが地図が良く分からない、というか南湖は歩く範囲外と思っているみたいだ。
白河第一小学校で小学生に聞いたがよく分からない。
(正しい道を教えてくれたのだが俺の方向感覚が信じなかった。ごめんよ!)
この南湖森林公園というのが地図には載っていないんだよな。
案内図をよく見ると右端に南湖方面と書いてあった。


立派な樹々の間を通ってようやく南湖に到着。


南湖神社を見てほぼ同じ道を戻り横町へ。
横町と言うのがうちの前の本籍だったはずだ。


近くのお寺のお墓を覗いたり表札を見たりしてみたが・・・

線路の下を潜って小峰城へ。
再建のお城だがコンクリート作りではない。


石垣は東北大震災で被害を受けて修復中だ。
作業をしている人はこれが済んだら熊本城に行くそうだ。


天守閣の一番上は驚くほど小さかった。




今回はお土産を買わなくちゃと思ったが駅には売店がない。
駅近くにもお土産屋はない。
ローソンにも何も売っていない。
仕方なくビールとつまみを買って黒磯行に乗ったが満員でビールを飲むどころではない。
黒磯でようやく一息ついた。

宇都宮で途中下車して餃子でビールを飲み、お土産を買って帰ってきた。

もっと回りたかったし阿武隈川にも行きたかった。
でもまあそれは今度ということで。

スポンサーサイト



 | HOME | 

Calendar

« | 2016-08 | »
S M T W T F S
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

Monthly

Categories

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Appendix

おおまた

おおまた

1950年生まれ。かみさんと娘2人(女子大2年と女子高1年)、かみさんの親父の5人暮らし。「くるみ」を初めて聴いた(見た)ときは泣いちまったぜ。そんな時はどうしたらいい?
時は流れ、上の娘は会社員、下はもうすぐ大学3年(就職厳しそう!)、俺は定年し無職のオヤジになっちまった・・・
更に時は流れ、親父さんは亡くなり二人の娘は何とか会社員をやりつつ腐女子を貫徹している。俺は1日4時間のパート暮らしだ。
更に時は過ぎ俺は完全無職だ。